国際法学者で東京大学名誉教授の大沼保昭氏の
『「歴史認識」
リベラル系としては極力、
良心的な著作だろう。
私とは思想的、
誠実な姿勢に共感できる。
比較的良質な市民運動家の内面を覗かせる箇所もあって、
但し、慎重に編集された本でも、
やむを得ない。
私が気づいたのは、
「
『A級戦犯』合祀後の79年から取りやめています」(
ここでの「天皇」とは勿論、昭和天皇。
勅使ご差遣の対象は、これも文脈上明らかなように、靖国神社。
まず、勅使を差派される場合は「代拝」ではなく、
奉幣(
次に、
現に、
ケアレスミスは誰しも避け難い。
しかし、
その経緯に関心が向く。